こんにちは、やまかず(@yamakazu001fa-external-link)です。
この記事では、副業で物販をやろうか迷っている、あなたへのヒントになる内容です。あなたは一時的にお金を稼ぎたいですか!?それとも力をつけながら長く稼いでいきたいでしょうか!?
物販経験者であり、いまも物販事業をやっている僕の視点をお伝えします。
この記事を読んでいくと、このような事が得られます。
- 物販の3つの手法と副業の向き不向きや『リスク』がわかる
- 物販で得られるスキルは『他には通用しにくい事』を知れる
- 30代サラリーマンが『副収入を作りながらスキルも得られる最適な方法』がわかる
副業に物販が向いているのか?『3つの手法』を特長から解説
副業に物販が向いているかどうかですが、小さく稼いでいきたい、または資金に余裕があれば、向いているほうだと言えます。しかし、大きくまたは安定的に稼ぎたい場合は向いていないと言えるでしょう。
大きくというのは、月に数十万円~数百万円またはそれより上のレベルです。物販には大きく分けると『3つの手法』があります。もっと細かく分ける事もできますが、説明上このようにしました。
- 輸入転売
- メーカー仕入れ
- OEM商品販売
この中で、大きく稼げるのが②、③ですね。それぞれの特長をみていきましょう。
1 輸入転売
こちらは昔からある方法ですね。日本と海外で価格差がある商品をリサーチして、それと同じものを海外から仕入れて、国内で販売するというモデルです。
いまでも稼げなくはないですが、手間がかなりかかります。参入者もそれなりにいる状態です。
基本的には、商品数を多く取り扱い、1商品に対して少量ずつ仕入れるというやり方なんです。リスク回避していますが、多種の商品を扱うので、管理が面倒です。
多いと数百種類以上取り扱っている方もいるくらいです。在庫リスクは他の2つよりは低めですが、資金が少ない方だと家計に響きますよね。
資金に少し余裕があれば、副業向きだと言えます。
リスクの度数・・・
おすすめ度数・・・
2 メーカー仕入れ
メーカーにひたすら連絡を入れて、直接メーカーから仕入れる方法です。交渉次第では、代理店契約や独占契約も結ぶことが可能です。
メーカー仕入れのため、一度の仕入れ量は輸入転売に比べたら、多くなります。そのため、売れている商品を仕入れないと在庫過多になり、不良在庫を抱える状態になりかねません。
ただし、ライバルが少なく、売れている商品を扱っているメーカーとつながれば、ある程度は安定して利益を出すことができます。(最終的には独占権を結ばないと、どんどんライバルが増えて厳しくなってきます…)
大きい資金が必要になるため、副業向きとは言い難いです。
リスクの度数・・・
おすすめ度数・・・
3 OEM商品販売
OEM商品は、他社が作っている商品を自社ブランドとして販売することです。
上手くいくと爆発力があります。1商品だけで、月に数百万の利益を出している方もいます。僕の経験だと1商品だけで60万前後の利益をコンスタントに稼いでいました。ここまでの額を稼げるOEMですが…、まあ、大変です。
ベンチマークする商品を決めたり、パッケージや商品ページ作りなど、なんといっても広告運用にめちゃくちゃ金がかかります。僕は1日1万円以上お金をかけていた時期もあります(笑)
あと在庫リスクがかなり大きい。海外製造ですと3000個が最小発注単位になる場合が多いです。それを保管する費用も発生しますし、かなりの資金が必要です。で、売れなかったら不良在庫に変わります(泣)
必要資金は、国内製造なら、約50万円くらいは必要だと思っておきましょう。商品によっては、30万ほどで済む場合もありますし、数百万必要なケースもあります。
いま手元に余裕資金がない場合はきついです。大きい資金が必要だし、リスクが大きいので、副業向きではないです。
リスクの度数・・・
おすすめ度数・・・
副業に物販をおすすめしない『本当の理由』
僕はサラリーマン時代から何年も物販をやってきています。良い時代も悪い時代も両方経験しました。
以前の状況でしたら、物販での副業はおすすめです!って自信をもって言えたのですが…、今はあまりおすすめできないです。その理由を、現在の物販市場の背景からお伝えします。
- ライバルが強い市場になってしまった
- 資金がないと事業展開がなかなか難しく差別化も大変
- スキルが身につかない
※前提として、Amazonでの販売を主軸にお伝えしています。(Amazonの販路が一番売れるので)
現在、物販市場でなにが起こっているのか!?
まず、物販という市場で、いま何がおこっているのかをお伝えしていきます。
基本的に物販プレーヤーは、Amazonを販路先として利用している方が多いです。その理由として、集客力がかなり優れていて、非常に売れやすいプラットフォームだからなんです。
Amazonに出品したり、商品を単に登録しただけで売れた
しっかりとした商品ページ作り、差別化、広告運用などしないと売れない時代に変わった
輸入物販は、一昔前だと、相乗りだけで簡単に稼ぐことができました。相乗りとは、元々ある商品ページに、複数の人が出品するということです。(もちろん今でも稼げますが、ずっと商品を探し続ける必要があるので、大変です)
また、中国で安く商品を仕入れ、パッケージのみを簡易的に変えた「簡易OEM商品」でも稼ぐことができました。商品ページをあまり作り込んでいない方が多かったのですが、それでも売れていました。
で、今どういう状況かというと、かなり厳しくなってきています。しっかりと商品ページを作って、なおかつライバルとの差別化もしていかない売ることが大変になってきています。
1 ライバルが強い市場になってしまった
最近ライバルがめちゃくちゃ強くなってきています。特に中国人セラー(販売者)がやばいです。
いままで好調だった中国輸入をしている方たちが大打撃を受けて、稼げなくなってきています。その理由は、中国人セラーの参入です。あの手この手でレビューを一気に増やしたり(グレーな事をやる業者も多い)色んな対策を講じてきます。
彼ら中国人セラーの勢いはすごく、勉強もかなり熱心です。また、中国では日本のAmazonで販売するためのセミナーが頻繁に開催されているほどで、今後も中国人の参入者は増えていくでしょう。
対策としては、中国人セラーが少ない場所で販売する方法しかないです。そこのパイもいづれ埋まってくるかもしれません。また、商品ページの作り込みや広告運用ができないと、今後さらに稼げなくなっていくでしょう。
2 資金がないと事業展開がなかなか難しく、差別化も大変
物販で稼ぎたいなら資金が必要だと覚えておきましょう。メーカー仕入れなどをしつつ、OEMへ移行し、販路を増やし、事業を大きくしていく流れが正攻法だと思います。
OEMには差別化が必要です。でも、物販での差別化はハードルが少々高い。いま流行りつつある方法は、ある程度売れているけど、商品ページがしょぼい商品に、近い商品をOEM製造する方法です。
これはこれで、稼げるのですが、差別化が難しいんです。どうして難しいのかというと、プラットフォーム内で売るため、お客さんが簡単に商品を比較できてしまうからなんですよね。
そのため似たような商品があふれてきています。
似たような商品が増えていくと、どうなるのか!?価格競争が起きます。値下げ合戦がはじまり、次におまけをつけたり、商品の量など増やしたりして、自分の商品が「いかにお得かだけ」を顧客に訴えて戦います。
これって…きつくないですか!?Amazonを見渡すと、こうなっている物が多いです。
このフェーズに入ると、中々突き抜けるのが厳しく、疲弊します(笑)あとから参入してくる人は、価格は下げるし、量は増やすし…ってな感じ。この先に、未来ってあんまりないんですよね。
3 スキルが身につかない
物販って「他で使えるスキル」があまり身につかないんです。だから、はじめから副業で物販に取り組むのをおすすめしていません。
心の底から、商品を開拓するのが好きだったら話は別ですが、目的が『副収入を得たい』ということであれば、スキルも身について、長く稼いでいける方法を選ぶべきなんです。
物販をやりつつ、物販の情報発信をプラスでするなら、スキルをつけることも可能ですが…。
基本的に、ビジネスではマーケティングやセールスなどの力が必要になってきます。プラットフォームを使った物販をやってると、こういったスキルを身につけることはできません。
つまり、どうなるかというと、物販をやり続けるか、勉強をしていくかの二択しかなくなります。物販をやりつづけるのはいいけど、本当の力はつきづらい…。僕がそれを実感しましたからね。
副業を選ぶ基準はこの3つで判断すべし!
世の中には、色んな副業があります。もしあなたが「副収入を得たい!」「それも継続的に作っていきたい!」のであれば、『スキルを身につけることができる副業』が良いんです。
副業選ぶ基準はこの3つで判断していくと良いでしょう。
- リスクを最小限に抑える事ができる副業であるか
- スキルを身につけられる副業であるか
- 労働に頼らない仕組みを作れる副業であるか
それぞれ解説していきますね。
1 副業を選ぶ基準~リスクを最小限に抑えているか!?
副収入を得たい場合、『自己資金をあまり使わない方法』を選ぶべきです。なぜなら元々資金が少ない状態なのに、そこで資金を使ってコケたら終わるからです。
もちろん融資を受ける方法もありますが、おすすめしません。物販では融資を受ける事が当たり前になっている傾向がありますが、僕は反対派です。融資を受けて失敗したら、借金しか残らないですからね(泣)
もしあなたが物販を選択した場合、『在庫をかかえて売れなかった時のリスク』を常にかかえる事を肝に命じておきましょう。
せっかく副収入を得ようと思って、頑張って物販をはじめたのに、「在庫を多くかかえてしまった!どうしよう!」ってなったら最悪ですよね!そうなると本末転倒なんです。だからこそ副業選びはリスクが少ないものを選ばないといけません。
2 副業を選ぶ基準~スキルを身につけることができるのか?
そして次に副業では、スキルを身につける事ができるものを選ぶべきなんです。物販では、他に活かせるスキルを身につける事が、あまりできない事をお話させていただきました。
物販で得られるスキルって、「商品リサーチスキル」が主です。つまり目利き力がつくってことです。あとは、Amazon内での広告運用などですかね。それらを他の事業で応用しようと考えた場合、中々できないんですよね。
「商品リサーチスキル」が他に役立つでしょうか!?答えはNOです。
僕はあなたに、一時的にお金を稼げれば良いと思っていません。一時的にあなたが稼げるようになっても、他で応用できるスキルを身につけていないと大変です。
そうならないために、副収入を得ることでスキルを身につけられるものを選択すべきなんです。
3 副業を選ぶ基準~労働に頼らない仕組みを作れるものか?
「労働に頼らない」とは、どういうことかと言うと、自転車操業のようにひたすら労働しないとお金を稼ぐ事ができないという意味です。副業を選択する時、やった事が積み上がり仕組みとして回るのかどうか!?そこが重要です
なぜならサラリーマンって、時間が拘束されているし、忙しいじゃないですか。労働に頼ってしまう副業だと、いづれ限界がくるんですよね。自分が休むと収入が途絶える的な感じ…。
物販はどちらかというと労働に頼る副業にあたります。
具体的に言うと、1つ売れる商品が見つかりました。最初はライバルも入ってこないから安定して稼げていました。でも、需要が下がったり、ライバルが入ってきた瞬間、稼げなくなってしまいます。
だから商品探しの作業は止めちゃいけないんです。探し続けないといけません!つまり、ある意味労働に頼る副業になってしまっていますよね。
基準をみたした副業は『アフィリエイト』
じゃあ、3つの基準を満たしているのは…何かと言うと、『アフィリエイト』なんです。資金もあまり必要ないし、スキルも身につけることもできるし、やったことを積上げていけるんです。
例えば、書いたブログに人が訪れ、広告を介して商品が売れることで収入を得ることが可能なんです。しかもそれは、あなたが働いても、寝ていても関係なくです。
何よりも素晴らしいのは、やった作業を積み上げていけるという事なんです。いままでの事が、無駄にならないんですよね。物販だと、せっかく商品を見つけたのに、売れなくなったら…また振り出しからスタートです。それってめちゃくちゃ大変ですよね。
だからこそ最適なのが、アフィリエイトという訳なんです。お金も稼げるし、さらにはスキルも身につけることができるんですからね。
まとめ
今回は、副業で物販をやろうか迷っているあなたに、物販経験者の僕の本音をお伝えしました。いかがでしたでしょうか?副業選びの選択肢にアフィリエイトを入れていただけたら嬉しく思います。
- ライバルが強い市場になってしまった
- 資金がないと事業展開がなかなか難しく差別化も大変
- スキルが身につかない
- リスクを最小限に抑えている副業か
- スキルを身につけられる副業か
- 労働に頼らない仕組みを作れる副業か
「副業を選ぶ基準」に当てはめながら、副業を選択するようにしていきましょう。